便秘薬を使う前に知っておきたい知識

■ 便秘薬は気軽に使えない

便秘薬は、便秘で悩んでいるときに排便を促してくれる、とってもありがたい薬です。しかし効果が強いことが諸刃の剣にもなります。使いどころを間違えるとかえって害となります。便利だからと常用しすぎれば身体が慣れて効果が薄くなり、だんだん効かなくなっていくのです。黄門様の印籠 ではないですが、マジで困ったときの緊急処置として使うのが正しい用いかたです。

クスリで解決するやり方は、医学的に「薬物療法」と呼んでます。医療においては、「便秘薬」という言葉は使われずストレートに「下剤」と言いってます。下剤(便秘薬)は、腸内の刺激部分や効果によって、種類が分けられてます。

■ 便秘薬が悪化させる「弛緩性便秘」のシナリオ

本来、便秘薬とは、便秘を解消するために飲む薬です。しかし場合によってそれが逆に作用し、かえって便秘を悪化させる原因になることがあります。

刺激性下剤は、便秘薬の中でもポピュラーな種類です。小腸や大腸に刺激を与えて、ぜん動運動を誘発させる効果があります。大腸の動きが弱くなり自力での排便ができないなどには、非常に効果があり、うれしい効能を期待できます。

ところが、人間の身体というものは外部からの刺激に対して感覚を徐々に鈍化させる働きを持っています。良くも悪くも「慣れてれくる」のですね。寝れてしまうと効き目が落ちていくので、もっと強い刺激がないと排便ができないようになってしまいます。

効果が落ちるので、便秘を治すためには、さらに強い薬に頼る。そんな悪循環に陥ります。薬に頼らないと排便ができない身体になってしまうわけです。便秘薬を飲んだのは便秘を治すためだったはず。その結果、重度の便秘の原因を作ってしまうのです。

■ 「クスリは危険」な便秘の種類とは?

便秘薬が効く便秘のタイプの中で、とくに注意が必要なのが「痙攣性便秘」と「直腸性便秘」です。

・痙攣性便秘

腸の運動が活発になりすぎた便秘です。上の「弛緩性」とは逆ですね。活発どころか痙攣状態になって便秘と下痢を繰り返すのが痙攣性便秘。そんなところに刺激性の下剤を飲んでしまうとどうなるでしょうか。腸の運動はさらに活発になって症状はもっと重くなる。ひどい下痢の後、その反動で重い便秘になってしまう危険が高まります。痙攣性便秘で使う便秘薬(下剤)のタイプは、蠕動運動調整剤・塩類下剤・膨張性下剤・鎮痙剤控などです。

・直腸性便秘

直腸性便秘とは直腸に原因があって起こる便秘。直腸は、肛門に近い場所にあります。便が出ないのは他の便秘と一緒ですが、一般的な便秘薬は、小腸や大腸への効果を狙っています。便秘薬を飲んでも直腸まで効果が及びません。それだけでなく、クスリの効果で送り出された便が直腸付近で大量に詰まることになり、便意があっても詰まって出ないので、負担がより増大します。直腸性便秘に効くのは、飲む薬ではなく、肛門からの坐薬や浣腸になります。

どの便秘にも効く便秘薬というものは、どこにもありません。便秘の治療で大事なのは原因を把握して効果的な治療を行うこと。初めての便秘でいきなり下剤を使うのは避けるのが無難。どうしても使うなら、まずは病院で診察を受けて原因を特定することから始めましょう。

■ 腸内環境の正常化にオリゴ糖

便秘薬(下剤)は諸刃の剣。便秘を解消することができますが、副作用がもれなく付いてきます。習慣性も腹痛も身体の負担が大きいので、できれば薬に頼らないで治したい。自然に便秘を回復させるのが理想ですね。

もっとも簡単に行えるのは食生活の見直しでしょうか。口にする食べ物の中に、オリゴ糖などの健康食品を取り入れるだけでも便秘の解消に大きく役立ちます。

彼方此方で目にすることも多いでしょうが、オリゴ糖には腸内環境を整えてくれる効果があります。腸内細菌のうちの善玉菌といえば、ビフィズス菌が有名です。オリゴ糖は大腸までしっかりと届いてビフィズス菌のエサになるのです。善玉菌が増えれば、調子の悪かった腸内環境が安定します。その結果、便通も良くなるというわけです。

食事を作るとき、甘味料には砂糖を使っているかと思います。それをオリゴ糖に換えるだけなので、特別なことはありません。カンタンさなうえに、老若男女や妊婦の人でも安心して使えるのが大きいポイントです。便秘で悩んでいるなら、下剤を使う前に、オリゴ糖を試すのがオススメです。

「食事は外食」の人なら、サプリメントでもかまいません。 ヨーグルトや乳酸菌サプリと合わせれば、相乗効果によってさらに高い効果が期待できます。

強すぎる薬は使い方を間違うと毒になります。下剤も大腸の機能を低下させてしまう副作用がある以上、便秘を悪化させる危険性が着いてきます。やはり、便秘の解消は安易に薬に頼らず、まずは生活習慣の改善や食生活の見直しなど自力で治す努力をしていきましょう。


便秘これで解消へ!

便秘薬の功罪とは?

何日にも便秘が続いてしまえば、出るものがさらに出にくくなります。そうしたときに使われるのが便秘薬。困ったときの特効薬ですね。便秘薬と言われているのは、大腸刺激性下剤・小腸刺激性下剤・膨張性下剤 浸透圧性下剤 ・・・
下剤と便秘薬

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